財務会計

★資金調達

 企業の資本調達には、いろいろあります。

自己金融・・・・減価償却や利益留保など企業が営業活動により獲得したモノ

直接金融・・・・企業が市場から株式発行・社債発行など直接資金を獲得する方法

間接金融・・・・金融機関が市場から集めた資金を借りる場合、つまり市場から間接的に資金を獲得する方法。

企業間信用・・・・買掛金の支払いを送らしたり、手形決済など支払決済を先延ばしして資金を獲得する方法。

①は、内部金融と分類され、②③④は、外部金融と分類される。

<僕の理解の仕方>

企業が上場する理由のひとつに、市場から直接金融で資金を集めるためがあります。

企業にとって資金は、人間の血液のようなモノで一番大切です。どんなに業績が悪くても資金をいくらでも調達できるのなら倒産はありえません。中小企業にとって、代表者からの借入が永遠にあるのなら倒産することはありません。

代表者のみなさん!! 少しでも貯金をしておいてください!!

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★利益差異分析

 利益差異分析は、当期の利益計画と実際利益とを比較し、その差異の発生原因を分析することです。

売上高差異・・・・・・総売上高が予測と違うものです。

販売数量差異・・・・販売数量が予測と違うものです。

販売価格差異・・・・販売価格(単価)が予測と違うものです。

費用差異・・・・・・・・総経費が予測と違うものです。

販売数量差異(コスト単価)・・・・販売数量が違うので固定費の配分が予測と違うものです。

単位コスト差異・・・販売コストが予測と違うものです。

などが差異の原因としてあげられます。

なぜ、利益が予測(予定)より少ないのか?原因を追究するときに、財務諸表より上記の原因を考えて分析することが利益差異分析の手法です。

<僕の理解の仕方>

予測の利益との差異を分析するとありますが、過去の利益との差異でも有効に利用できる方法です。

①の売上の差異は、②の差異と③の差異の合計が①の差異になるので、②と③をしっかり分析する必要があります。しかも財務諸表(PL)からでは、販売量の差異はわかりません。

⑤販売数量差異(コスト単価)は、固定費を販売数量で按分してコストを配分したりするので、100万円の家賃を100個の販売数量だと1個1万円ですが、50個しか販売できなければ2万円になります。そうなると原価に乗せるコスト単価は1万円から2万円に増えて、1個当たりの予測コストより上昇してしまいます。

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★BEP分析

 BEP=Break Even Point(ブレイク イーブン ポイント)=損益分岐点

BEP分析=損益分岐点分析=収益と費用が同額で損益ゼロになる点をもとに、企業の経営や安全性などえ分析する方法。

収益は売上高をさし、費用とは固定費と変動費の合計額をさします。

固定費とは、企業活動において、売上高の増減に関係なく発生する費用のことです。極端に言えば、売上が1万円でも100万円でも1000万円でも企業を維持するための費用は同じなので全て同じ金額の固定費が発生します。具体的には、地代家賃・固定給・リース料などです。

変動費とは、企業活動におてい、売上高の増減に連動して増減する費用のことです。極端に言えば、売上高がゼロなら1円も発生しない費用です。具体的には、仕入原価、出荷運賃などです。

(厳密に、固定費と変動費に分類するのは難しいです。学習上は、変動=売上原価(製造原価)で、固定費はそれ以外としておきます。)

売上ー変動費=限界利益額(付加価値額・粗利益)ですよね。

100%-(変動費÷売上額×100%)=限界利益率(付加価値率・粗利益率)になります。

固定費÷限界利益率=損益分岐点になります。

上記が計算式になります。

この損益分岐点は、グラフでみるとわかりやすいです。(すみません、グラフをブログにUPできないです。)

つまり、1個の商品を販売して獲得できる粗利益で、固定費を全額まかなうことのできる売上高が損益分岐点になります。

その分岐点の売上高よりも、売上高が増えれば利益が発生し、逆に売上高が減れば損失になります。

だから企業は、1個あたりの売上原価を減らしたり、売上単価を上げたりして粗利益を増やしたり、固定費を減少させたりして、損益分岐点を下げることにより、強い企業(高収益企業)になるために、いろいろな経営改善を実行しているのです。

<僕の理解の仕方>は、本文に混ざっています。

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★生産性分析

生産性分析とは、企業の生産効率を分析します。

生産効率とは、労働や資本をどれだけ有効に活用し付加価値を生み出したのかをみるものす。

付加価値は、いろいろな計算方法(中小企業庁方式や日銀方式など)がありますので、わかりやすくするために、売上総利益(粗利・粗利益)=売上ー売上原価と考えください。

①労働分配率=(人件費+労務費)÷付加価値額×100%

②労働生産性=付加価値額÷従業員数

③資本生産性=付加価値額÷総資本×100%

④設備投資効率=付加価値額÷有形固定資産(建設仮勘定を除く)

これが生産性分析の指標です。

①の労働分配率は、付加価値をどれだけの人件費に配分したのかをあらわす指標です。低い方が少ない人件費で付加価値を多く生み出している考えれるます。

②の労働生産性は、一人の従業員がどれだけの付加価値を生み出したのかをあらわす指標です。金額が高いほど労働効率が高いと考えられます。

③の資本生産性は、総資本をどれだけ有効に運用し付加価値を生み出したのかをみる指標です。高い方が効率よく運用してると考えられます。

④の設備投資効率は、保有する機械・建物・車両などでどれだけの付加価値を生み出しているかをみる指標です。高いほど保有資産が有効活用されていると考えられます。

<僕の理解の仕方>

①は、通常は低い方が良いので、少ない人件費で粗利益を最大にしようとする考えにつながり、正社員から派遣へのシフトや、機械化などによって人件費を抑制し、労働分配率を低下させている場合もあります。

②は、少ない人数で粗利益を多くすることを目標とするため、インターネット販売などの無人店舗などは労働生産性が高いと言えます。

③は、小さい総資本で、より大きな粗利益を目標に仕事をする事になります。

④は、少ない設備で、より大きな粗利益を目標に仕事をする事になります。

もちろん、業種業態によって指標は大きくかわるし、企業規模によって指標は大きくかわります。同規模の同業他社と比較すると、自社の強み弱みがわかるかもしれません。

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★流動性分析

流動性分析は、企業財務の安全性を検証しています。

①手元流動性比率

②売上債権対買入債権比率

③当座比率

流動比率

⑤ICR(インタレスト・カバレッジ・レシオ)

⑥固定比率

固定長期適合比率

自己資本比率

⑨負債比率

上記のような分析があり分類すると

A 短期の安全性分析 ①②③④⑤

B 長期の安全性分析 ⑥⑦

C 資本調達構造の分析

にわけられます。

Aは、瞬間的にどれだけ資金があり、債務を返済する能力があるかを分析しています。

Bは、長期資金の使い方が、長期資産に利用されているのかを検証しています。

Cは、会社の資本(株主資本と利益資本)からみる企業の健全性を検証しています。

 

<僕の理解の仕方>

流動比率は、零細企業の経営者であれば、あるほど注意している感じがします。明日の支払は大丈夫なのか?って感じにね。そのため固定長期適合率の指標は、わりと注意がされていません。(実は、流動系の比率がよければ固定長期適合率もよくなるのです。)自己資本比率は、「銀行の自己比率を8%」にとか言われた時代があったので、わりとメジャーになった言葉と思います。

個人的に好きな指標として、売上債務対買入債務比率があります。零細企業は、明日の買入債務をちゃんと売上債務で支払う事ができれが、大きな資金不足はおきないと考えています。(自社ビル建設などしたら別ですが。。)売上で仕入を支払えれば、きっちり粗利益も確保できると感じています。だから、個人的に注目してる指標です。

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★収益性分析

 収益性分析とは、企業の収益獲得能力を分析するものです。

①総資本利益率

②経営資本営業利益率

③自己資本利益率

④売上高総利益率

⑤売上高**率

⑥総資本回転率

⑦売上債権回転率

⑧買入債務回転率

⑨棚卸資産回転率

⑩その他

 いろいろな分析する指標があります。大きく分類すると、

A資本との関係比率・・・①②③  総合的な収益率はよいのか。

B売上との関係比率・・・④⑤   売上を効率よく上げているか。

C各種の関係比率・・・⑥⑦⑧⑨  科目ごとの関係に問題はないのか。

<僕の理解の仕方>

貸借対照表・損益計算表これらが一体となって、1つの企業なのです。だから、企業の収益性を分析する時も、一方向からでなく、いろいろな方向から見て、本当の企業の姿を把握するのが大事なのかもしれません。ただ、零細企業の場合は、すべてがOKなんて事は少ないです。何か1つだけでもOKがあり、そのOK(強み)を生かした経営をする事が生き残るヒントだと考えています。

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